こんにちは、ミアキです。
当ブログにお越しいただきありがとうございます!
さて、今回はユーちぇる社長の動画で説明のあった大口年間スケジュールにおける「9月末最終営業日 ドル買い」について検証してみました。
ちなみにその動画と、動画の中で解説していたシーンがこちら。
<実際解説していたシーン>
詳細はユーちぇる社長の動画で確認していただければと思いますが
ミアキはもう少し踏み込んで以下を検証してみました。
検証ポイント
・実際トレードするとしたらどの方法がよいか
もし興味あればぜひ最後までご覧ください!(^^)!
目次
9月末最終営業日がドル高になる理由
ユーちぇる社長の動画では、「輸出企業のオーバーヘッジ」が理由とありました。
あのー、、、オーバーヘッジって何ですか?輸出との関係もいまいちピンとこなく。
そうですよね、FXをする上ではなぜ為替がなぜこの値動きをするのか理解することは非常に重要ですので、ひとつずつ説明いたします。
大きく4つのSTEPで考えると分かりやすくなります。
step
1輸出企業は入手したドルを売って日本円にする
step
2為替リスクによって利益が大きく減ってしまう
step
3為替リスクによる収益減を避けるため先にドルを売っておく
step
4最後に余った売り注文を買い戻す=オーバーヘッジ
【STEP①】 輸出企業がドルを売って日本円にする
例えば、日本車をアメリカに輸出するとします。その場合は以下のイメージの通り輸出企業はドルをいっぱい入手することになります。
ただ日本企業はドルが増えても企業間の支払いや従業員への給与支払いはすべて円なのでドルを売って円に換えるということを行います。
【STEP②】 為替リスクによって利益が大きく減ってしまう
輸出企業は大量のドルを入手することになりますが、ドルを円にかえるタイミングによっては為替次第で企業の売上が大きく変わります。
例えばトヨタ社で見てみると・・・・アメリカだけ見ても1円為替が動くことで約140億円の赤字になります。
【STEP③】 為替リスクによる収益減を避けるため先にドルを売っておく
上記のような為替による収益減のリスクを回避するため、
輸出企業は1年間の海外での売上を見通して先に見通しより多めにドルを売るということを行います。
⇒ 実は4月が円高になりやすい理由ってのは実はこのあたりの背景も絡んでます
【STEP④】 最後に余った売り注文を買い戻す=オーバーヘッジ
決算期まじかになると、見通しより多く出した分のドル円の売り注文を買い戻すことを行います。
これが輸出のオーバーヘッジです。
ドル円の売りを買い戻す = ドル円のロングとなるので、
決算期末にはドル高になりやすいということになります。
過去実績(9月最終営業日のドル円)
ユーちぇる社長の動画で解説されていた「9月最終営業日のドル買い」について過去の実績を見ていきましょう!
調査内容
・過去10年間の9月最終営業日のドル円の価格
・始値と終値の差額
・始値と最高値の差額
いかがでしょうか? 2020年は陰線となりましたが、それ以外はすべて陽線でしたね。
たまたまかもしれないし確実な根拠があるわけではないですが、
これは上記の通り「輸出のオーバーヘッジ」が関係しているといっても良いかもしれません。
トレード方法の考察
ユーちぇる社長の動画で解説のあった「輸出のオーバーヘッジによる9月最終営業日のドル買い」ですが、
せっかくなのでトレードする場合どんなトレード方法が良いのか考察をしてみました。
考察内容
・エントリータイミングは東京仲値がいいのか、始値がよいのか
・利確は0時よいのか、終値がよいのか
・値上がりする時間帯はあるのか
各年の1時間足まで見て分析してみましたが、結果どれも一貫性があるものはなかったです。
また、あまりテクニカル要素をいれても個人によって差があると思いますので、
シンプルに市場開始とともにエントリーして閉鎖前には決済をするトレード方法とします!
9月最終営業日 ドル円 トレード方法
・市場開始とともにロングをエントリー
・損切はエントリーから▲30pipsの位置
・利確はエントリーから+45pipsの位置
・ポジションは持ち越さず市場が閉じる前に決済
お知らせ
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